オーブンレンジで焼き物料理を作ったり、揚げ物料理を作ったり、もちろん温めをするだけでも、オーブンレンジは汚れてしまいます。オーブンレンジをよく使うのに掃除はあまりしないという人に、簡単な掃除の仕方をご紹介します。
目次
オーブンレンジの汚れとは
オーブンレンジの汚れと言っても外側の汚れ、庫内の汚れがあります。外側の汚れにも何種類かあって、庫内の汚れにも何種類かあります。
水アカなど硬い汚れは酸性で、油汚れのような軟らかい汚れはアルカリ性の洗剤などで掃除をすると簡単に汚れを落とすことが出来ます。
酸性の洗剤といえばクエン酸やお酢などで、アルカリ性の洗剤といえばセスキ炭酸ソーダや重曹などになります。
これらを汚れに合わせて使い分ける事で、オーブンレンジの掃除も簡単にすることが出来ます。
オーブンレンジの外観の汚れ
オーブンレンジの外側の汚れにも何種類かあります。これはオーブンレンジの設置場所にもよりますが主に、ホコリ・水アカ・油汚れなどがあります。
冷蔵庫の上や棚などにオーブンレンジを置いている人も多いと思いますが、生活をしているだけで自然とホコリは溜まってしまいます。
水アカは、過熱水蒸気やスチーム機能がついたオーブンレンジなどの、スチーム調理をする時の給水タンクに付くことがあります。
給水タンクに水が付いたままで、それが固まって水アカの汚れになってしまうのです。給水タンクに白く固まった汚れがないですか?それが水アカの汚れです。
油汚れは、オーブンレンジをコンロの近くに置いている人。料理中に油が跳ねたりして汚れてしまいます。
油汚れにすぐ気づいて水拭きすれば簡単に落ちますが、こびり付いて固まった油汚れは中々落ちません。
オーブンレンジの外観を簡単に掃除するには
ホコリ・水アカ・油汚れ、3つの簡単な掃除の仕方をご紹介しますので、ぜひお家でも試してみてください。コツさえ分かれば簡単に汚れを落とすことが出来ます。
ホコリ汚れは油と混じることで酸性の汚れに!
まずはオーブンレンジの外観に付いてしまったホコリですが、これは簡単に掃除することが出来ます。布巾で水拭きをサッとするだけでホコリ汚れを簡単に掃除することができます。
しかしホコリと油汚れが混じってベタベタになってしまうと、水拭きだけで落とすことが難しくなってきます。
そうなってしまった場合は、まず表面についているホコリを軽く落としてから、布巾に石鹸液と重曹パウダーを少しだけ含ませて拭くとキレイに汚れが落ちます。
拭き終わったら、違う布巾に酢水を含ませてふき落としていきます。酢水で中和されるので簡単に掃除することができます。
水アカはアルカリ性の汚れなので酸性で掃除!
次に水アカですが、これも簡単に掃除することが出来ます。ホコリと同様、布巾で水拭きすれば簡単にキレイになります。
しかし長い間、掃除をしていなくて固まった水アカは頑固なのですぐには落ちません。そんな時は水200mlにクエン酸小さじ1をスプレー容器に入れて、水アカがついた給水タンクに吹きかけます。
それを30分以上時間を置いてからスポンジで磨くと、水アカの汚れもキレイに掃除できます。
それでも落ちない頑固な水アカには、さっきの水+クエン酸を吹きかけて30分以上時間を置いた後に、重曹をスポンジにつけて磨くとキレイに掃除することができます。
最後にしっかりと水で洗い流せばおしまいです。
油汚れは酸性の汚れなのでアルカリ性で掃除!
最後に油汚れですが、これも上の2つ同様すぐに水拭きで拭くと簡単にキレイになります。しかし放っておいた油汚れは、時間が経つにつれ固くなり簡単に掃除するのが難しくなってきます。
そんな頑固な油汚れにはアルカリ性の洗剤、セスキ炭酸ソーダや重曹で掃除をしましょう。水500mlにセスキ炭酸ソーダ小さじ1をスプレー容器に入れ、セスキ炭酸ソーダ水を作ります。
それを布巾に染み込ませ、油汚れがある所を拭いていきます。そうすると簡単に掃除することが出来ます。
それでも落ちない頑固な油汚れには、セスキ炭酸ソーダ水をキッチンペーパーや布巾に吹きかけて、油汚れがある場所に置いていきます。
汚れが浮いてくるまで時間を置いてから、キッチンペーパを取って拭いていけば汚れもキレイに落ちます。
オーブンレンジの庫内の汚れ
オーブンレンジの庫内の汚れにも何種類かあります。オーブンレンジをどんな風に使っているかにもよりますけど、シミ・水アカ・油汚れなどがあります。
オーブンレンジで温めしか使ってない人でも庫内にはシミが付いたりして汚れてしまいます。
水アカは、過熱水蒸気やスチーム機能がついたオーブンレンジなどでスチーム調理をすると、庫内にスチームが充満するのでそれが残って固まってしまうのです。
油汚れは、オーブンレンジで焼き物や揚げ物を作ったりすると、どうしてもその油が庫内に飛び散ってしまいます。油汚れは放っておくと厄介なことに。
オーブンレンジの庫内を簡単に掃除するには
シミ・水アカ・油汚れ、3つの簡単な掃除の仕方をご紹介します。普段あまりオーブンレンジの庫内を掃除しない人は参考にしてみてください。
シミ汚れは水蒸気で浮かして掃除!
食べ物や飲み物が飛び散って出来たシミ汚れは、水蒸気を使って簡単に落とすことができます。まずは布巾にしっかりと水を含ませます。その布巾をオーブンレンジに入れ500wで1分ほど加熱します。
加熱が終わると、扉を開けずにそのまま2分くらい放置します。布巾から水蒸気が出て汚れを浮かしてくれるので、シミ汚れを落しやすくしてくれます。
汚れが浮いてきたら、オーブンレンジの中に入れた布巾でそのままシミ汚れを拭くとキレイに掃除することが出来ます。
それでも落ちない場合は、加熱可能な容器に水200mlと重曹大さじ2を入れて軽く混ぜてから500wで3分ほど加熱します。
加熱が終わったら、そのまま30分くらい放置します。重曹水の水蒸気でオーブンレンジを蒸らすことによって、落ちにくいシミ汚れも簡単に掃除することが出来ます。
30分経ったらシミ汚れも浮いてきているので、あとは布巾で汚れを拭き取るだけ。
スチーム調理で付いた水アカは酸性で掃除!
過熱水蒸気やスチーム調理で付いた水アカは簡単に掃除することが出来ます。大体の場合は、布巾で水拭きすれば簡単に水アカが取れます。だけど中には固まって落ちにくくなっている水アカもあります。
そんな時はクエン酸やお酢を使って水アカを落としていきましょう。まずお家にあるお酢を使って酢水を作ります。
水100mlにお酢50mlを加えて混ぜるだけ。スプレー容器がある場合はそれに入れておくと後で何度でも使えるので便利です。
酢水が出来たら布巾に染み込ませて、拭いていけば簡単に水アカ汚れが落ちていきます。それでも落ちない場合は、酢水で汚れを浮かしてから重曹をふりかけて拭いていくと水アカは簡単に落ちます。
油汚れはセスキ炭酸ソーダで簡単に!
オーブンレンジの庫内についた油汚れは、すぐに拭き取れば簡単に水拭きですむのですが、長い間放っておくと頑固な汚れになってしまいます。
何度もオーブンレンジを使うことで、油汚れが熱されてどんどん取れにくい汚れになるんです。
油汚れは酸性の汚れなので、アルカリ性のセスキ炭酸ソーダや重曹などで掃除をすると簡単に汚れが落とせます。
セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすいので、2つを混ぜてセスキ炭酸ソーダ水を作ってスプレー容器に入れておくと、掃除する時にいつでもすぐ使えるので便利です。
セスキ炭酸ソーダ水を作ったら布巾に染み込ませて油汚れがある所を拭くと簡単に汚れが落ちます。
それでも落ちない頑固な油汚れがある時は、セスキ炭酸ソーダ水を庫内にスプレーして汚れが浮いてくるまで時間を置きます。その後、布巾で拭き取ればキレイに油汚れが落ちます。
オーブンレンジを簡単に掃除する為には
オーブンレンジを簡単に掃除する仕方をいくつか紹介してきました。汚れの種類によって掃除で使う洗剤が違うので、それを知ってから掃除をすると簡単に汚れを落とすことができます。
しかし日頃から細目にオーブンレンジの掃除をしておけば、頑固な汚れに悩まされることもありません。そうすれば、オーブンレンジをもっと簡単に掃除することが出来ます。
時間が経つことで汚れが固まり落ちにくくなるので、そうなる前に水拭きしてしまえば簡単に落とすことができます。
毎日じゃなくてもいいので、せめて使った後は軽く水拭きをすることをおすすめします。